冷凍のシーフードミックスは手軽に使えるので助かりますね。
シーフードミックスを解凍するときには実はある手間をかけると、プリプリとした食感になり臭みも抑えられてとても美味しくなることがわかりました!
レンジでの解凍や冷蔵庫での解凍もありますが、このある手間の解凍方法が一番おいしく料理に使える物でした。
ぜひ、この解凍方法で美味しいシーフードミックス料理を楽しんでみてください。
シーフードミックスの解凍は塩水を使うことが最適だった
シーフードミックスの解凍に良い方法とは『塩水を使って解凍する』です!
電子レンジで解凍するよりも塩水を使った解凍をおすすめする理由は、冷凍食品でもプリプリとした食感を保つことができるからです。
実は、シーフードミックスは、茹でたシーフードを一度塩水に浸してから冷凍されています。
これは酸化や劣化を防ぐためのものであり、これにより食材は氷で覆われているだけでなく、塩分も含まれているのです。
電子レンジで解凍するだけだと、塩分がシーフードの表面に残り、浸透圧の影響で旨味や水分が外に逃げてしまいます。
これが、電子レンジで解凍した際に食材が縮んだり硬くなったりする原因です。
それでは、塩水でどのように解凍したらいいのでしょうか。
シーフードミックスの塩水を使った解凍方法
塩水を使った解凍方法はとても簡単です。
解凍後はすぐに調理に使えるように、時間を逆算して解凍しましょう。
1・ボウルに水200mlと塩6gを入れてよく混ぜます。(塩分濃度は約3%です)
2・シーフードミックスをこの塩水に入れ、常温で夏場は30分、冬場は1時間ほど浸します。
3・指でつまんで、中心部に硬さが残っていなければ解凍完了です。
4・解凍が終わったら水を切り、ペーパータオルでしっかりと水分を拭き取ります。
この水分には臭みが含まれているため、丁寧に拭き取ることが大切です。
5・最後に一工夫。全体に酒を軽くふりかけて3分ほど置くと、アルコールが蒸発する際にさらに臭みも取り除かれます。
塩分濃度と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんね。
私も実際に試すまで濃度についてはよくわかりませんでした。
塩分濃度約3%というのは海水と同じくらいの塩水になります。
濃度計算が苦手な方も多いかと思いますので、下記の濃度を参考にしてみてくださいね。
水200mlに対して塩6g(約小さじ1杯)
水500mlに対して塩16g(約大さじ1杯)
水1000mlに対して塩30g(約大さじ2杯)
計量カップや大さじ小さじスプーンは各家庭にあるものですので、計算しやすいと思います。
塩水解凍によるシーフードミックス解凍時のデメリット解消とは?
私はよく電子レンジでシーフードミックスを解凍していました。
時間がなかったり、すぐに使いたい時に解凍しやすからです。
でも、電子レンジでの解凍にはいくつか問題点もありました。
・電子レンジで解凍すると、食材によって解凍ムラができる
・シーフードミックスには独特の臭みがある
・加熱するとシーフードミックスが縮み、硬くなる
・冷凍食品だからそんなものと仕方がないと諦めていた
しかし、塩水解凍を試してみたところ、これらの問題がすべて解消されました。
・解凍ムラがなくなった
・臭みが気にならなくなった
・素材の大きさがレンジ解凍時よりも大きく保たれた
・プリプリとした食感で、冷凍食品とは思えないほど美味しくなった
塩水解凍法がとても良いと感じたので、ぜひ一度塩水解凍を試してみてくださいね。
塩水解凍についてご紹介しましたが、他にもおすすめの冷蔵庫での解凍方法についてお伝えします。
冷蔵庫を使用したシーフードミックスの解凍方法は
冷蔵庫で時間をかけて解凍すると、臭みが出にくいし、うま味も逃げにくくなります。
シーフードミックスを『使用する前日に冷蔵庫に入れるだけ』と簡単です。
私は買い物する際にいろいろなスーパーを利用しているためシーフードミックスも会社にこだわらず
利用しています。
買ったシーフードミックスの解凍について確認するためにパッケージ裏をみました。
「使用する量を冷蔵庫で解凍してから使ってください」と書かれているものもありましたが、具体的な解凍時間については記載がありませんでした。
そこで、冷蔵庫での解凍にどれくらい時間がかかるのか調べてみました。
冷蔵庫解凍のときに気を付けることは『シーフードミックスを袋ごと冷蔵庫に入れると解凍にムラでる』ことです。
解凍ムラ解消のため、バットなどの平らな皿やグッズに並べてラップをかけて冷蔵庫に入れます。
解凍して6時間後はまだ凍っていました。
9時間後は、ほとんど解凍されていましたが、一部凍っている部分もありました。
12時間後には完全に解凍されていました。
ということで、冷蔵庫で解凍する場合は、使用する12時間前に冷蔵庫に移すのが良いです。
冷蔵庫で保管しているため、解凍時間が長くなっても心配はありません。
私は翌日の夕食にシーフードミックスを使う予定がある場合は、前日の夜か当日の朝食準備の際に
冷蔵庫に移しています。
また、解凍後のシーフードミックスは冷蔵庫保管後2~3日以内に使用するのが望ましいです。
長期間保存せず、必要な分だけ解凍してその日のうちにできるだけ使い切るようにしましょう。
解凍したシーフードミックスを使用する前には必ず水を切り、ペーパータオルでしっかりと水分を拭き取ってくださいね。
シーフードミックスを解凍しないで使うことでおこる弊害とは?
シーフードミックスは必ず解凍してから使用しましょう。
解凍せずにそのまま料理に使ってしまったら、食材は縮み、臭みが残り、食べられないことはなかったものの、美味しいといえる仕上がりにはなりませんでした。
また、解凍せずに調理すると油が跳ねる原因にもなります。
調理中に氷は溶けるため、解凍しなくても調理自体は可能ですが、美味しさや食材の大きさが大きく変わります。
シーフードミックスを使用する際は、必ず解凍してから使うことを強くおすすめします。
解凍しなかった分のシーフードミックスの保存方法
シーフードミックスは結構量が多いので、開封後にも解凍しない分が残ってることもあります。
残った分を保存する際は、必ず冷凍用保存袋に移し替えましょう。
密封されていない状態では、シーフードの水分が蒸発しやすく、短期間で冷凍焼けを引き起こします。
冷凍焼けとは、乾燥や酸化によって食感や見た目が悪くなり風味が落ちる現象のことです。
冷凍焼けしたものは食べられますが、元の美味しさが失われてしまいます。
こうした冷凍焼けを防ぐために、残ったシーフードは保存袋に移し、袋の口をしっかりと閉じて空気を抜いて保存します。
それでも冷凍庫内で水分が蒸発することがあるため、開封後は3週間以内に使い切るようにしましょう。
冷凍保存袋は開封日を記入できる袋もあるため、そうした袋を利用しています。
塩水解凍したシーフードミックスで作るおすすめ料理は?
シーフードミックスは一度茹でてから冷凍されているため、長時間加熱する必要はありません。調理の最後に加えるのがポイントです。
我が家では海鮮お好み焼きとして作ったり、シーフードカレーを作ったりしています。
お好み焼きはシーフード具材と生地をすべて混ぜてから焼いてます。
お好み焼きと言うと我が家では豚肉を使うことが多いので、目先を変えて海鮮お好み焼きにすると喜ばれます。
なんといっても生地全体に海鮮の旨味が広がってとても美味しいです!
シーフードカレーは、実家の最寄り駅の駅ビルにあった喫茶店のメニューにあったシーフードカレーが忘れられず、店がなくなった今でも時々思い出しては作ってます。
解凍したシーフードミックスはフライパンで軽く炒め、料理酒をかけて蓋をしてしばらく置いておきます。
別の鍋で中辛のカレーのルーを作り、最後に炒めたシーフードミックスを加えて5分ほど温めます。イカとエビがプリプリしていて、とても美味しいです!
喫茶店ではドライパセリやアーモンドスライスもトッピングされていたので、その雰囲気をマネしてます。
まとめ
シーフードミックスの解凍法は塩水を使った解凍方法が、冷凍食品でもプリプリした食感を保てて
美味しく食べられます。
我が家でも塩水解凍を取り入れるようになってから、シーフードミックスを使った料理が好評です。
調理過程も簡単なので、多くのシーフード料理を楽しめるようになりました。
ぜひ、あなたもシーフードミックスの旨味を活かした美味しい料理を作ってみてくださいね。